院内設備
歯科用CT完備
当院では、安心・安全な治療を目指すため、2010年8月に歯科用CTを導入いたしました。歯科用CTについては、インプラント治療だけでなく、歯周病治療、根の治療、親知らず等、さまざまな治療に使用できます。いままでのレントゲンによる2D画像の診断では詳しくわからなかったケースも、歯科用CTの3D立体画像による精密な診断が可能になりました。
また、高度な診断を下すことができるため、予知性が高いことも特徴です。たとえば、インプラント治療では、予め埋める位置をシミュレーションできるので、危険部位を避けて埋入したり、親知らずについては血管・神経の走行などがわかるため、大きな事故などが少なくなります。
予め予測をたてて治療ができるようになるので、安心・安全です。通常のX線ではわからない歯の破折や治療効果の上がらない腫れ・痛みも歯科用CTでわかることがあります。
歯科用CTのメリット
より精密な診断が可能
レントゲンによる診断の2D画像ではわからなかった部分が、3D立体画像により多くの情報が得られます。
予知性が高い
あらかじめシミュレーションするので、より確実な治療ができる。
安心・安全な治療ができる
インプラント治療だけでなく、歯周病治療、根の治療、親知らず等さまざまな治療に使用できます。
歯科用CTによる3D立体画像
インプラントガイドシステム「SMOP」
「SMOP」とは、インプラントを埋入する際のCT診断によるシミュレーションを口腔内で再現できるインプラントコンピューターガイドシステムです。より正確な埋入を行うことができます。
これまで経験や勘に頼らざるを得なかったインプラント治療において、シュミレーションから手術を助けます。
また、CT画像からコンピュータ上で適正なインプラント埋入位置を3Dでシミュレーションし、その結果を反映したガイド・ドリルにより、安全で精度の高い手術が行えます。
インプラントガイドシステム「SMOP」の特徴
精度と安全性の向上
SMOPは3Dプリント技術を活かし、患者さまごとにカスタマイズされた手術ガイドを作成します。
患者さまのお口の状態や特有の条件に適した治療計画を提供することが出来るため、手術の精度と安全性が向上します。
事前のシミュレーションが可能
CTスキャンの精密な画像診断を基に、インプラントの正確な位置や角度を計画します。
どこにどのようにインプラントを埋入するかを事前にシミュレーションできるため、手術の予測可能性と正確性が向上し、安全で最適な治療法を提供できます。
患者さまの負担の軽減
事前の計画とガイドにより、手術時間を短縮し、手術の効率性を向上させます。 また、このガイドシステムにより、切開や抜歯の必要が無いフラップレス手術も可能になるため、術後の腫れや痛みを軽減できます。
SMOPの流れ
01シュミレーションデータの作成
CT撮影データ・研究用模型をSMOPへ郵送、シミュレーションデータの作成。
02インプラント埋入シミュレーション
SMOPから届いたデータをもとに最終診断。
03患者説明
SMOPソフトをインフォームドコンセントツールとして使用。
04ガイド・ドリル・顎模型の発注
SMOPソフトの診断結果をSMOPへ送付、ガイド・ドリル・顎模型を発注。
05インプラント手術へ
ガイド・ドリル・顎模型をもとに安全に手術をします。
徹底した滅菌管理
歯科治療は常に、細菌との闘いです
治療の成功率を上げるためにも、使用する器具はもちろんのこと院内環境すべてが常に清潔でなければなりません。
当院では、治療に使用する器具はすべて滅菌・消毒し、使い捨て可能なものはなるべく使い捨てにしております。
また、院内の空調設備に医療用のエアーコンディショナーを設置し、空気感染予防にも対処いたしております。
こうしたことにより、院内感染に対し万全な対処をし、安心して歯科治療を受診することができると考えております。
ハンドピースも患者さまごとに滅菌・交換
以前、新聞でも取り上げられて問題になった、歯科医院における「バンドピース(歯を削るドリル)の使いまわし」。記事を読んで不安になった患者さまも多いのではないでしょうか?
当院では、治療に使うハンドピースは患者さまごとに交換、滅菌しております。
また、ハンドピース以外にも治療に使われる器具はすべて患者さまごとに交換、滅菌しております。
オートクレープは130℃以上と言う高温高圧の環境下ですべての細菌・ウイルスを完全に死滅させることができる機械。歯科医院にはなくてはならない設備です。
当院ではこのオートクレープをフル稼働し、院内感染の防止を行っております。
使い捨て出来るものは、なるべく使い捨て
当院では、患者さまのお口に触れるものは、出来る限り使い捨てのものを使用しております。
一般的には、エプロンやうがい用のコップなどは患者さまごとに使い捨てをしている医院がほとんどかと思いますが、診察用グローブに関してはまだまだ使いまわししている医院も多いようです。
たとえ手洗いや消毒を念入りに行っていても、他の患者さまのお口の中を触った手袋で治療をされたら、誰だって不快に感じますよね。
その分、コストもかかりますし廃棄の量も多くなりますが、患者さまに安心して治療を受けて頂くために、必要なことと考えております。
空気清浄機(エアロシステム35M)
歯科医院は、多くの人が集まる場所。様々なウイルスや浮遊細菌、カビ菌も集まりやすくなってしまいます。
当院では、このような浮遊細菌やウイルスを徹底的に除去し、クリーンな院内環境を維持するために、医療用の大型空気清浄装置(エアロシステム35M)を2基導入しております。
このエアロシステム35Mは、空気中を漂う0.01ミクロンの微浮遊塵もしっかりと吸引し、ウィルス、細菌、花粉などの含め98%以上の細菌、粉塵を効率よく除去してくれます。
大学病院でも導入されている信頼性の高いシステムであり、大阪大学歯学部付属病院での実験によっても院内感染の予防に役立つ事が証明されています。
口腔外バキューム
歯を削ったり、入れ歯を削ったりするときには、目には見えない、非常に細かな粉塵が飛び散ってしまいます。
この粉塵には、歯の削りかすや金属片、血液や細菌など、目には見えない有害な物質を含んている場合があり、そのまま体内に取り込まれてしまうと悪影響を及ぼしてしまいます。
口腔外バキュームは、治療中に飛び散る唾液や、歯や金属、プラスチックなどを削った際の大量の粉塵を吸い込みます。さらに、感染の恐れのあるウィルスまで吸引してくれるため、感染予防対策に有効です。
患者さんのお口元の外側で吸引することによって、空気中に広がる前に有害な物質を取り除き、来院される患者さんの健康と院内の環境をクリーンに保つことが可能です。